インプラントブリッジにおける支台となるインプラントの傾斜が辺縁骨に及ぼす影響5年後の評価
2008/01/28
インプラントブリッジにおける支台となるインプラントの傾斜が辺縁骨に及ぼす影響5年後の評価ClinOral ImplantsRes. 2007 Oct;18(5):585-90. Epub 2007 Jun 30.
Bone level changes at axial- and non-axial-positioned implants supporting fixed partial dentures. A5-year retrospective longitudinal study.
Koutouzis T, Wennstrom JL.
Department of Periodontology, Institute of Odontology, The SahlgrenskaAcademy at GoteborgUniversity, Goteborg, Sweden.
本研究はインプラントブリッジにおける支台となるインプラントの傾斜が辺縁骨に及ぼす影響について検討している。38名42か所を評価した。5年経過で観察したところ、傾斜したインプラントと歯軸位で植立したインプラント間のブリッジの骨吸収には有意差を認めなかった。植立状態が良ければ、たとえ傾斜していようが予知性の高いインプラント治療が可能であることが結果として出てはいるが、上部構造の咬合関係の付与が大きく予後を左右することも忘れてはならない。高野抄