オールセラミック

オールセラミック

メタルボンドからオールセラミックへ

自信に満ちた笑顔を!!

左・メタルボンド、右・オールセラミック

  • ●金属を使用しないので
  • ・金属アレルギーの心配がない
  • ・天然歯に近い透明感と輝き
  • ・長期的な審美性の獲得
  • ●国内生産による高い適合精度
  • ●自信と安全の5年保証
  • ●高い強度

プロセラ・クラウン曲げ強度比較

オールセラミックとは

歯を審美的に修復・補綴する場合には歯科用セラミックが材質に用いられます。セラミック(陶材)は自然由来の素材で、歯肉(歯ぐき)にも馴染みがよく、白色で透明感もあり、歯本来の色合いを表現するのに適しています。適正に作製したセラミックの歯は、周囲の歯とも色調が調和し、とても自然な仕上がりになります。

このように優れた特徴のある材質ではありますが、自費診療の材質であるため健康保険が適応される治療に比べるとどうしても高価になることと(健康保険適応での治療方法は金属またはレジン(樹脂・プラスチック)を使用した修復方法になります)、以前は強度に難点がありました。

そこで強度不足を補うため、金属を内張りに用い、見える範囲の表層の大部分をセラミックで覆うという作製方法が長く用いられてきました。メタルセラミックやメタルボンドと呼ばれる歯です。この作製方法が現在でも行われており、健康保険適応の白色の歯に比べると、審美性は格段に向上した仕上がりになります。

しかしながら、天然の歯には当然のことながら金属はなく、金属を内張りに使用したメタルボンドは、外界からの光を遮断するため、天然歯の本来の透明感を表現することが困難であり、熟練された歯科技工士の方々が作製したとしてもどうしても審美的に不利な状態でした。

また、口腔内を治療する際には、なるべく金属を使用せずに修復するといった“メタルフリー”という概念も浸透してきました。金属は見た目に不利なこともありますが、汚れを付着しやすい材質であり、それは当然のことながら、歯および周囲組織(歯ぐき)に良好な結果をもたらしません。一方、表面が滑沢なセラミックは汚れを付着しにくく、口腔内を良好な環境に保つことができます。

それらの流れを汲み、歯科用に用いるセラミックが、従来の“美しい・キレイ”といった特徴だけでなく、“強度も十分に備えた材質”となるように進化してきました。5年10年前では不可能であった修復・補綴方法が、材質の進化とともに可能になってきました。

美しく、キレイ、変色することもなく、強度も備え、汚れも付着しにくく、周囲組織(歯肉)とも馴染みが良い・・・こういった多くの特徴を備えるのが近年当院で最も多く使用している材質です。

今後もますますこのオールセラミックと呼ばれる治療方法が主流になることでしょう。

オールセラミックと呼ばれる歯に使用される材質

  • アルミナ
  • ジルコニア
  • ガラスセラミック
  • 築盛用陶材、など

混同して使用されている場合も多いため、皆様には少し分かりづらいかもしれませんが、オールセラミックと呼ばれる歯は、これら素材を使用した歯の総称であります。ですので、「オールセラミックとジルコニアはどちらが良い?」などと比較することは的確ではなく、また、これらの素材はそれぞれに特徴があり、“どれが一番良い”、と比較するものでもありません。適材適所で使用することが一番望ましい使用選択方法です。

また、同じ素材でも各メーカーにより特徴があり、また年々改良進化しています。

それゆえ我々歯科医師は、最新の素材についても常に理解を深め、各素材の特性や特徴を十分に理解し、良好な結果を得るため、症例に応じた材質の選択が適切にできる必要があります。

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