学会に参加してきました
みなさんこんにちは。
アーティスティックデンタルクリニックの歯科医師・小林です。
梅雨明けももうすぐ、暑い夏がもうすぐそこに迫ってきています。
お体や、お口の中のご様子はいかがでしょうか。
先日、歯科学研究所インプラント部会の学会が東京で行われ、
当院の新井先生、坂口先生とともに参加してきましたので
報告させていただきます。
今回の学会ではご依頼を受け、新井先生が『インプラント上部構造に
関する考察』という演題で、講演をされました。
講演となると、事前に準備をするのですが、どうすれば伝わるのか、
参加されている先生方の参考になるかと何度も考え、
推敲していた新井先生の姿が印象的でした。
上部構造とは、インプラントの上に作る歯の部分のことをさすのですが
この上部構造には、審美性、強度、清掃性など様々な要素が
必要となってきます。
これら必要とされる要素を、作り上げる上部構造にいかに
盛り込んでいくか、というのが難しいところでもあり、
歯科医師の腕の見せ所でもあります。
そのようなインプラント治療をされている先生方の多くが興味を
持っておられるテーマが、今回の新井先生の講演内容でした。
この学会に参加している先生方は、インプラントに関して知識も経験も
豊富な方々ばかりなのですが、そんな先生方がお聴きになり
最後には大きな拍手で終わりました。
新井先生には日々、色々と教えて頂いていますが、
改めて参考になる内容で僕も勉強になりました。
講演を終え、歯科学研究所より感謝状を贈呈される新井先生。
心なしかほっとした表情です。
このような場で講演されるなんて凄いなぁと感じた次第です。
新井先生の発表のほかにも
宮崎で開業されている新福先生の講演では、
坂口先生が座長を務められました。
この新福先生の講演も、不良な口腔状態、それも一本の歯が
全身に影響を及ぼすといった内容で、とても興味深く、
多くのことを得られた講演でした。
また、イタリアのペルージャからマウロ・ドナティ先生を
お呼びしての講演もありました。
ご自身の歯のように、インプラントにもインプラント周囲炎と
呼ばれる病態があります。
そのインプラント周囲炎に対して、いかに治療アプローチしていくか
ということについてお話されました。
様々な高いレベルのエビデンスを示されて話され、非常にEBM
(根拠に基づいた医療)を尊重した治療をされるのだと
感銘を受けました。
こうした学会に参加すると、全国、さらには世界にはすばらしい
知識と技術をもつ先生方おり、そういった先生方も日々研鑽を
積んでいるということを感じます。
アーティスティックデンタルにお越しいただいた患者様にも、
そうした最高の治療を受けていただけるように、私自身もさらに
努力していこうと改めて思う一日でした。