単独植立における骨増加処置と満足度

単独植立における骨増加処置と満足度

2008/02/25

15.単独植立における骨増加処置と満足度Clin Oral Implants Res.2007 Sep 21

Evaluation of aesthetics of implant-supported single-tooth replacements using different bone augmentationprocedures: a prospectiverandomized clinical study.Meijndert L, Meijer HJ, Stellingsma K, Stegenga B, RaghoebarGM.

Department of Oral and Maxillofacial Surgery, University Medical Center Groningen, Groningen, the Netherlands.

本論文の目的はシングルスタンドのインプラントを行う際に、様々なボーンオーギュメンテーションを行い比較検討した。被験者は上顎、唇側に骨のギャップがある93人の患者である。すべての患者は部分的骨欠損を伴い、インプラント植立前に骨移植が必要であった。上部構造とポーセレンクラウンを装着して1年後に補綴医により、その審美状態を評価した。結果としては「TheImplant Crown AestheticIndex」の平均値が4.8で66パーセントが許容範囲内であった。患者アンケートの満足度の平均値は8.5で、満足度は100パーセントであった。患者の満足度と医療者側の満足度には正の相関関係があった。結論としては、インプラント周囲軟組織はインプラント支持のクラウンにおいて満足度が低い傾向が患者、術者双方に認めた。また、患者より術者側の方が満足度が低い傾向もあった。骨移植の詳細は検討してはいないが、術者が満足行く結果を提供すれば、患者はその結果に満足することが予想されるので、治療すべてにおいて妥協はすべきではないと結論づけられるのではないだろうか。

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