インプラントの減衰係数と予後

インプラントの減衰係数と予後

2008/02/25

16.インプラントの減衰係数と予後Clin Oral Implants Res. 2007Sep 21

Damping factor for monitoring the bone interface at dental implants.Veltri M, Balleri P, Ferrari M.

Department of Dental Materials, University of Siena, Siena, Italy.

本報告はオッセオインテグレーションした後にインプラント体の減衰係数を調査したものである。55本の下顎骨に植立されたインプラントを3年間経過しているものを検討している。Osstellを用いて2方向から測定して調べ、骨量の形態をフラクタル分析で、骨レベルをperi-implantbone levelにて測定している。結論としてはperi-implant bonelevelで沈下を測定しているが、レントゲンで見られるような骨梁のパターンとは相関関係を認めなかった。臨床的状態とOsstell の測定値では、長期により安定しているインプラントでは表示されるグラフがはっきりしており、またピークが緩い形態となっている。日常、安定したインプラントを測定することは殆ど無いが、定期的に測定することにより咬合性外傷のようなインプラントにかかっているストレスを早期に発見することができることが示唆される論文であった。

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