一般的なインプラント治療についてQ&A

一般的なインプラント治療についてQ&A

Q1.インプラント治療は痛いですか?
A1:外科処置を行う際には局所麻酔を使用して行いますので、術中に強い痛みを感じることはありません。術後に痛みがある場合でも通常は普通の鎮痛剤で十分です。 当院での術後経過においては、7割以上の患者様が痛み止めを飲むほどの強い痛みを感じておられません。
Q2.費用はいくらでしょうか?
A2:インプラントの費用は、治療の範囲(本数)や歯の材質によって異なりますが、当院では1本あたりの目安が40万円です。これは手術費用や仮歯、歯の作製費用など一連の治療工程全てを含む費用となります。本数が多い場合には費用を抑えることも可能です。詳細は初診ご相談時に詳しく説明しておりますのでご安心ください。
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Q3.新しいインプラントの歯は自分の歯のような感覚で使えるでしょうか?
A3:はい。皆様の普通の歯と同じように咀嚼し、話し、笑うことができます。ほとんどの方は普通の歯とインプラントの歯にどんな違いも感じません。
Q4.他の歯は温存できますか?
A4:インプラントを使えば、失った歯を修復するために健康な歯を犠牲にする必要はありません。インプラントは、他の歯を可能な限り守る治療方法でもあります。
Q5.年齢(高齢)は問題でしょうか?
A5:いいえ。インプラント治療に年齢制限はございません。考慮すべきはご年齢の問題よりも、皆様それぞれの健康状態です。服用中のお薬など一部配慮が必要なものもございますので、皆様それぞれに合わせて問診させていただいております。
一方、成長期である若年の方(おおむね18歳未満)は、顎を含め体の成長期の過程である場合がございます。そのような場合には成長期を終えるまでインプラント治療は通常控えます。
Q6.インプラントはどの程度、安全でしょうか?
A6:当院でメインに使用しておりますDentsply Sirona社製アストラテックインプラントは、世界中での臨床研究により、エビデンスに基づいた安全性および、良好な審美性と確実な予後が確認されています。
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Q7.インプラントはなぜチタンで作られているのですか?
A7:1950年代、スウェーデンのブローネマルク博士が、チタンという金属が骨と結合する現象(オッセオインテグレーション)を発見したことが起源となります。その後博士はイエテボリ大学にて研究を続け、60年代に入り現在のインプラント治療の礎となるデンタルインプラントを開発し、世界で初めて歯科臨床に応用しました。以降、半世紀以上に渡り、インプラントは進化を続け、現在の高性能なインプラントに至っております。
当院歯科医師がこのイエテボリ大学で研修を受けるのは、患者様皆様に正確なインプラント治療を提供するため、このインプラント発祥の地、イエテボリ大学にて続けられる本場の研究データや臨床エビデンスを学ぶためでもあります。
Q8.治療には何回ほど通院しなければなりませんか?
A8:治療の内容にもよりますが、6~8回の通院がほぼ一般的です。インプラント治療はどうしても期間のかかる治療ですが、実際のご通院回数はそれほど多く必要ではありません。
Q9.手術は怖くありませんか?
A9:施術部位に関しましては局所麻酔を奏功させた状態で使いますので、痛みを感じることはございません。ご安心ください。
また当院ではインプラント手術時には、皆様にリラックスしていただけるよう、点滴にてボンヤリと眠りながらご受診頂いております。ご不安も和らぎますので是非安心してご受診なさってください。
Q10.治療の期間中は、歯がない状態で過ごさなければなりませんか?
A10:いいえ。インプラントの最終の歯を装着するまでの期間も、できる限り日常にご不自由のないよう、一時的な歯(仮歯)を必要に応じて準備いたします。特に前歯など欠損したままの状態では社会生活にも支障をきたしますので、そのようなことがないよう治療を進めておりますのでご安心ください。
Q11.どのように手入れすればいいですか?
A11:インプラントの日常のお手入れには特殊な器具や機械は必要ありません。毎日の丁寧な歯磨きと、定期的な検診が大切です。インプラントの歯を装着した際には、具体的な方法などを、担当医また歯科衛生士が説明させていただいております。
Q12.治療後、どのくらい仕事を休まなければなりませんか?
A12:当院では皆様に、できれば術後当日は、ご自宅等でゆっくりとお過ごしいただくようお願いしておりますが、次の日からは通常通りご出勤いただいております。実際に皆様、翌日からお仕事をされておられます。当院は土・日も診療しておりますので、ご不安でしたらお仕事の休前日等にご予約いただくようお伝えしております。
Q13.治療後、喫煙は止めなければなりませんか?
A13:喫煙に関してはなるべくお控えいただくようお勧めします。喫煙は傷口の治癒過程に悪影響を及ぼします。また、長期予後を悪化させる可能性があります。これはインプラント本体に直接影響を及ぼすというよりも、通常の歯と同様に、歯周組織(歯茎)に悪影響を及ぼします。
Q14.コーヒー、紅茶、ワインなどによって新しい歯が変色することがありますか?
A14:普通の歯以上に変色することはありません。また、当院では近年、オールセラミックなどとばれる丈夫かつキレイな状態を保つセラミックをインプラントの歯に多く使用しております。これらの歯はほぼ変色することはありません。おすすめの素材です。
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Q15.遠方からでも来院できますか?
A15:はい。当院には大阪以外の他府県からや海外在住の方など多くの患者様にご来院いただいております。ご通院に際しては、できる限り治療回数を減らすよう、スケジュールをご相談させていただいたりもしております。遠方にお住いの患者様に対しては、当医院がおすすめしている近隣のホテルなどもご案内しております。また、当医院は電車でもお車でも通院しやすい、アクセスの便利な場所にございます。
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難症例 Q&A

インプラント難症例について Q&A

Q1.難しい症例ってあるのですか?
A1:難症例として代表的なものは、骨の量が少ないケースです。当医院を訪れる方の大半がインプラント難症例です。日本人はもともと顎の骨が細いので、歯周病や歯根の病気を長く患った後に抜歯されると、その周囲の骨も溶けてなくなっている方が多く、インプラントを支持する骨が無いのが現状なのです。状態のよくない歯を長期に放置しておくことは望ましいことではありません。
Q2.そのような場合にはどんな治療法がありますか?
A2:主に骨の再生と骨の移植で、インプラント支持骨を作っています。少量の顎の骨を作るのであれば、再生治療を行なえば済みます。著しく骨が溶けてしまった方の場合、骨の移植が必要になる場合もあります。
Q3.その骨はどこから取ってくるのですか?
A3:ご自分の骨がもっとも良いので、骨再生療法の場合はインプラントを植立する周囲から特殊な器具で採取します。骨移植の場合は多くは、口の中から採骨しますが、顎全体の移植になると腰骨の一部をとらざるを得ません。でもそのようなケースは現在ではごく少数です。人工骨の種類や性状が向上した現在ではあまり行われていない手法です。
Q4.痛んだりしませんか?
A4:当医院ではすべてのインプラント手術で術部の麻酔および鎮静法を行なっているので術中に痛むことはまずありません。術後も痛みは痛み止めでしのげる程度です。骨の再生手術の場合には、程度にもよりますが、痛みよりも、どちらかというと少し腫れが出る場合があります。お顔の見た目が変わるような腫れが出るようなことは極めて稀です。
Q5.入院の必要はありますか?
A5:採骨部位に関わらず、その日のうちに帰宅できます。柔らかいお食事や短時間のシャワーなども帰宅後可能です。
Q6.インプラント治療の成功率はどれくらいですか?
A6:インプラントを単純に植立できる場合の成功率は99%を超えますが、インプラント難症例の場合には95%くらいです。ただ1回でうまくいかない方でも、再治療を行なうとやはり98%程度の成功率に上がります。
Q7.副作用はどうですか?
A7:かなりの難症例の場合には術後の感染や一時的な知覚異常などが上げられますが、細心の注意を払って治療しますので、副作用の発現頻度は、難症例とされるケースの中でも2%以下です。
Q8.年齢制限はありますか?
A8:年齢制限はありません。80歳代の方なども多く治療を担当させていただいています。骨の状態などにより、インプラントを植立してから噛めるようになるまでできるだけ長く養生期間を設けるようにしています。
Q9.どの程度、噛めるようになりますか?
A9:インプラント治療は、インプラントを正確に埋入することに加え、適切な歯を作製することも重要です。皆様それぞれで口腔内の状況は異なるため、歯の形やかみ合わせを、口腔内に調和するよう適切に作製する必要があります。非常に重要です。
適切に作製されたインプラントの歯は、基本的にどのようなお食事でも不自由なく咀嚼することが可能です。
しかしながら、通常の天然歯と同様に、硬い食べ物を嗜好されたり、アメ玉や氷などを習慣的にかみ砕くなどは、経年的に歪みが蓄積されますので、なるべくお避けいただいたほうがより長持ちにつながります。
研究・調査
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