Dr.新井の海外レポート5
アメリカ・UCLA 卒後研修プログラム受講レポート
こんにちは。アーティスティックデンタルクリニック 新井です。この度、私はアメリカ・カリフォルニア州にある大学、UCLA(University of California Los Angeles)歯学部の卒後研修プログラムに参加して参りました。今回の研修は、5か月間に渡る日本での事前プログラムに加え、最終プログラムとしてアメリカ本国へ渡米しUCLA歯学部での研修を含む長期間に及ぶ研修でした。期待と不安も混じる中、インプラント治療に従事する歯科医師として新たな知識・技術を習得すべく参加してきた模様をご報告させて頂きます。
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスにあるサンタモニカの風景です。ロス到着後、研修前日に訪れました。太平洋に面したこの地区は年間の平均晴天日数が300日以上だそうで、とても爽やかな風を感じました。海岸近くにはホテルにレストラン、ショップなども立ち並び、海外の映画やドラマで観たことのある風景はアメリカ西海岸の象徴のような景色です。
Japan session
今回の研修はアメリカへ行く事前に日本での研修が実施されます。アメリカUCLAから先生が毎回来日されアメリカ本校でのプログラムに備え様々な内容のレクチャーがありました。東京での開催のため毎回通うのは正直ツラかったですが、アメリカからわざわざ日本までお越し頂いてる講師の先生方のご苦労を考えると弱音は言っていられません。日本での講習の様子をご報告します。
第1回 Thomas J. Han 教授
第1回目の講義はUCLA歯学部の歯周病科教授であられるトーマス・ハン教授のレクチャーでした。ハン先生は歯学部での講義や治療とともに、世界中の歯科医師を対象とした卒後研修でも積極的にレクチャーされておられるご高名な先生です。
インプラント治療において特に審美ゾーンと呼ばれる前歯のエリアでは、軟組織(歯肉)のマネージメントが重要になってきます。天然歯と大きく異なるインプラント治療の中でもこの軟組織のマネージメントは特に難しい処置の場合も多く、ハン先生からはその中でもさらに難しいケースについての処置やテクニックについてご教授いただきました。ハン先生の講義はとても分かりやすく本当に参考になりました。貴重なご講演ありがとうございました。
第2回 Sascha Jovanovic 教授
第2回の講義はUCLAのサーシャ・ジョバノビッチ先生です。ジョバノビッチ先生は歯科インプラント界の超有名な先生で、世界中の多くの歯科医師の先生方が先生の治療方や考え方にご興味を持たれ参考にされておられます。今回の研修の中で最もお話をお聴きしたかった講師の先生のお一人です。先生の今回の講義では主にGBR(骨増生)についてのレクチャーを2日間にかけてじっくりとご教授頂きました。歯を喪失した部位にインプラントを埋入する際、実際には十分量の骨がない場合があります。その際には事前に骨量を回復してから埋入する必要がありますが、その処置(GBR)を行う際のテクニックや注意事項などをレクチャーして頂きとても参考になるレクチャーでした。
第3回 Todd Schoenbaum 教授
補綴科教授であるトッド先生の講義では主に、審美領域におけるインプラント上部構造(歯)を作製する際の重要なポイントや注意事項など、みっちりと2日間講義して頂きました。インプラントは手術後に歯を作製する(補綴)という重要な工程があります。インプラントの歯の作製方法は、通常の歯科治療とは大きく異なり、様々な留意点があります。歯を作製する上での重要ポイントを改めて整理することができました。貴重なご講演ありがとうございます。
第4回 Joseph Kann 教授
第4回目の講義ではアメリカ・ロマリンダ大学のジョセフ・カン先生のレクチャーがありました。今回のプログラムはUCLAの主催するものですが、当プログラムにご招待頂き講演が実現いたしました。とてもご著名な先生で聴講できることを楽しみにしておりました。先生からはインプラント治療時の審美領域の軟組織(歯肉)形態のマネージメントについて非常に興味深いお話をお聞きすることができました。ロスでも更に詳しくお話をお聞きするチャンスがある予定なのでとても楽しみです。
第5回 Edo McLaren 教授
最終回の講義は、UCLAの名物講師であられるエド・マクラーレン教授です。マクラーレン先生は歯科医師になられた後、歯科技工(歯の作製)の重要性に重きをおかれ、治療のみならずご自身でも積極的に歯の作製も行われています。先生の作製される歯はどれも審美的で魅了されました。先生からはインプラント治療のみならず審美歯科治療時における留意点・テクニックなど多岐にわたる項目についてご教示頂きました。
5か月続いた東京での集中講習も本日で終了です。アメリカへ向かう準備も万端です。日本最後の日にマクラーレン先生を囲んで皆さんで記念撮影です。
Los Angeles
Santa monica
サンタモニカの風景。同じ太平洋でもアメリカ西海岸側からの夕陽はまた一味違って感じました。海岸近くのショッピングエリアにはオシャレなお店が立ち並びたくさんの人で賑わっていました。
UCLAでの研修を迎え、前夜はサンタモニカにあるイタリアンレストランで食事会&説明会が開催されました。皆さん長旅でお疲れの中、明日からの研修に備え、美味しいピザでお腹いっぱいになったご様子でした。
UCLA session
UCLA : University of California, LosAngeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)は、アメリカ合衆国を代表する教育・研究拠点であり、世界有数の名門校として世界的に高い知名度を誇る大学です。カリフォルニア州ロサンゼルスに本部を置く州立大学で、カリフォルニア州にある大学では学生数が最も多いそうです。あまりに広大な大学構内の敷地面積は約50万坪あるそうで、実際に今回の滞在でも構内全てを回ることは不可能な程、広大なキャンパスの大学でした。
広大なキャンパスのUCLA内にはいくつもの施設・建物があり、またいくつかのゲートがあります。このCenter for the HealthSciencesに続くゲート内にはデイヴィッド・ゲフィン医学部 (David Geffen School of Medicine) をはじめ、私共がお世話になった歯学部(School ofDentistry)や看護学部(School of Nursing)等、健康科学分野の学部ならびに専門大学院が付設されています。各大学院共に全米トップクラスの研究・教育実績を誇り、世界的な医療研究の拠点となっています。
Lecture by Dr. Thomas J. Han
初日のレクチャーはジャパンセッションでもお世話になったトーマス・ハン教授です。日本での講義内容よりアドバンスである審美的難症例に対する治療方法の講義でした。
前歯を中心とした審美ゾーンにおけるインプラント治療は時に困難を極める場合があります。その原因はケースにより様々ありますが、ハン先生からはそれら難症例に対していかに戦略的に治療を進めていくかについての考え方についてお話がありました。
1本のインプラントを埋入する際、ただ単に埋入するだけではそれ程難しいことではありませんが、良好な結果を得るための留意点がたくさんあります。それら考慮すべき点は知っていると知らないでは全く結果が異なってきます。
前歯1本を抜歯→即時インプラント埋入→即時荷重(仮歯の取り付け)のケースです。手技的にはそれほど難しいものではありませんが、歯肉のマネージメントについてハン先生からこの治療における特別なテクニックについてレクチャーがあり、とても参考になりました。
インプラント治療の際に骨も歯肉も十分にないケースです。インプラント治療は単純なものでも数か月の治療期間を要します。その期間をいかに効率よく短縮するかは我々インプラントに従事する歯科医師やインプラントメーカー各社とも常々考慮する点です。ですが、結果を急ぐあまり、無理に治療期間を短縮するべく治療を進めることは良好な結果を得ることができない場合もありオススメできる方法ではありません。ケースによっては数回の手術を経て確実に治療を進める必要がある場合もあります。
このケースは抜歯後、しばらく待機してインプラントを埋入する部位と、すぐに埋入する部位の複合した状態のケースです。同じように並ぶ歯でも、レントゲンで確認すると個々の状態が異なる場合があります。
右上2本の前歯は抜歯後しばらく待つ必要があり、骨量を回復させる必要があります。その後、左上2本の歯を抜歯すると同時に左右にそれぞれインプラントを埋入します。インプラント治療は、それぞれの歯を取り巻く状況に応じて適切な治療方法を選択する必要がありますが、それらそれぞれについてハン先生から詳しくレクチャーして頂きました。
ロスでの研修期間中、UCLAから毎日屋外でのランチをご用意頂きました。ロスの太陽を浴びながらのランチは研修中とても気分転換になりました。各国のお料理を日替わりでご用意して頂きとても美味しかったです。ありがとうございました!
Live Operation by Dr. Thomas J. Han
の部分の歯を丁寧に抜歯した後、その部位にインプラントを埋入します。この部位の骨の状態は良好で、良好な初期固定を得ることができたため、同部は仮歯を即時に取り付けます。インプラント埋入後、仮歯の作製準備をします。
続いての部分を開始します。の部位はそのままではインプラント埋入に十分量の骨が不足しているため、その不足分を補うべくサイナスリフトという骨増生を行いました。具体的には不足分に人工骨材料を補います。補った後、インプラントを2本埋入しました。
ともにインプラントを手術した直後、の部位には準備した仮歯を取り付け終了、は骨がまだ丈夫でないため、仮歯は取り付けずに手術は終了です。この後、約6か月待機したあと歯を作製します。
ハン先生は研修期間中頻繁に、「インプラント治療を行う上では、手術の手技も大切であるが、それ以上に各ケースに対応するべくそれぞれの診断や治療方法の選択にいたる思考過程が大切である、私のその思考過程を学んで欲しい」と仰っておられました。先生にご教授頂いたたくさんの事をこれからの治療に役立てて参ります。
Pasadena Prosthodontics @ Pasadena L.A
この日は授業終了後にロサンゼルスでご開業されておられる先生方の医院見学ツアーがありました。まず初めに訪問させて頂いたのはとても著名な先生であられるDr.Boldwin.Marchak先生のオフィスです。ロスのPasadenaという閑静な住宅街にある素敵なオフィスでした。
各診療室はとても清潔感があふれ、最新の器具が取り揃えておられました。海外の先生方の医院に実際に訪問できる機会は通常なかなか頂けるものではないので、材料や機材ひとつひとつがとても興味深く参考になります。マーチャック先生、お忙しい中、貴重な機会を頂戴しありがとうございました。
RootVision Endo @Glendale L.A
続いてご訪問させて頂いたのは今回の研修を主催するJAIDの顧問であられる清水藤太先生の医院です。清水先生は日本の大学をご卒業後、渡米され、アメリカの大学をさらにご卒業後にロサンゼルスの医院でご勤務され、その後、ロサンゼルスにてご開業されご活躍されている、我々日本の歯科医師としては異色のご経歴の先生です。
この日の夕食はロスでも美味しいと評判の中華料理店へ。紹興酒と北京ダックがとても美味しかったです。
Lecture by Dr. Sascha Jovanovic
この日の講義はジャパンセッションでもお世話になったサーシャ・ジョバノビッチ先生のレクチャーです。ジョバノビッチ先生のレクチャーでは、日本の講義でもお話のあったGBR(骨増生)について、インプラントを埋入する際、骨のない部位にいかに確実に骨を得るかについてのポイントや方法を中心としたお話を更にして頂けました。
実際にこのような前歯のケースも、骨量が十分になかったため、事前に骨量を回復させてからインプラントを埋入しています。そして前歯のみならず、臼歯(奥歯)においても骨量が十分にないケースはあります。ジョバノビッチ先生のダイナミックな骨増生のレクチャーは大変参考になりました。
Live operation by Jovanovich
この材料はBMP骨形成タンパク質という生体由来の骨成長因子材料です。残念ながら日本ではまだ未承認の薬ですが、BMPは骨を再生させる能力が非常に強力で、アメリカではインプラント治療や整形外科領域でも骨を回復させるために使用されています。
人工骨材料とともにBMP材料を使用し、目的部位である箇所に骨増生を図ります。
UCLA School of Dentistry
この日はヤンシー副歯学部長から歯学部病院内の紹介がありました。
附属病院内の待合室です。診療時間内にはいつもたくさんの患者様がいらっしゃいました。
多くの診療チェアーが備えられ、大学病院ならではの教育と診療を充実させる機能的で明るく広々とした診療室です。アメリカを代表する優秀な歯科医師の先生方を多数輩出する診療室です。
Dr. McLaren’s Home and studio @Westwood L.A
この日の授業後、ジャパンセッションでの研修でお世話になったエド・マクラーレン先生のご自宅にご招待頂きました。マクラーレン先生のご自宅はUCLA歯学部から徒歩数分で行ける閑静な住宅街にあります。海外のドラマで観るような素敵な住宅街の中に、モダンな建物、広々とした敷地にゆったりとした駐車場、ご自宅の中のリビングにはフカフカのアメリカンソファー、芝生のグリーンが鮮やかなお庭に、それを眺めるガーデンチェアー&テーブル… 僕もこんな素敵な場所で朝日を浴びながら朝食を食べてみたいです。
僕もキレイな歯を作製することが好きなので、マクラーレン先生の作製したものは本当に参考になります。ご自宅の中にまで“仕事場”を備えられている先生の心意気には益々敬服いたします。
Welcome Dinner @MATTEO’s Restaurant
この日の夕方はUCLAがウェルカムパーティーを開催してくださいました。僕達の宿泊するホテルから会場へはUCLAのバスが送迎してくれました。広大なUCLAキャンパス内を巡回しているバスで一度乗ってみたかったのですが、機会ができて嬉しかったです。
お忙しい中、各講師の先生方もご参加頂きご挨拶がありました。素敵なレストランでウェルカムパーティーを開催して頂きありがとうございました。ステーキもとっても美味しかったです!
パーティー後、「先生、お寿司行こう!」と誘われロスで人気の寿司店に。先ほどのパーティーでたくさん食べたハズですが、たくさんのお寿司を前にみなさん大盛り上がりです。
ステーキでお腹いっぱい、しかも魚の苦手な僕には良く分かりませんが、ロスのサーモンはとても美味しいそうです。僕を誘ってくれた先生が「新井先生何食べに来たの(笑)?」と言いながら、皆さんあっという間に完食です。
Lecture by Dr. Henry Takei
この日の講義はHenry Takei先生のレクチャーでした。タケイ先生は今回の講師陣のハン先生やジョバノビッチ先生の師匠になられるとてもご高名な先生です。今回の研修で最もお聴きしたかったレクチャーの一つでとても楽しみにしていました。残念ながら講義の内容は数々の書籍に引用されるタケイ先生の著作権の都合上、写真でご紹介することはできませんが、まさに目からウロコ、歯科医師として感動すら覚える内容でした。ご年齢を感じさせない熱のこもったレクチャーも感動でした。
この日は授業は午前半日で終わり、午後からは待ちに待った観光です!なかなか食べる機会のなか.ったアメリカンファーストフードを前に皆さんテンションが上がっている模様です。
Hollywood
Beverly Hills
超高級住宅街ビバリーヒルズ。せっかくなのでぐるっと一周見学させていただきましたが、丘を登るにつれ実体の想像がつかないほど巨大で素敵なお住まいが並んでいました。どのお宅も近づきがたいオーラを放っています。
Rodeo Drive
高級有名ブランドの路面店が立ち並ぶロデオドライブです。ハリウッドのスターやセレブの方々がお買いものをなさるのでしょう…
日本ではなかなかお見かけしないようなオシャレな車もロデオドライブでは路上駐車です。
偶然にも僕達がロサンゼルスに滞在中に、今回研修をご一緒させて頂いた先生のお知り合いの方がロサンゼルスにラーメン店をオープンされました。せっかくの機会なので開店のお祝いに訪れましたが、これが驚くほどの美味(゜0゜)!!!
ラーメンにチャーハン♪幸せなひと時を過ごすことができました。ごちそうさまでした!
Lecture by Dr. Joseph Kann
カン先生の講義ではインプラントの位置と歯肉の形態の関係性についてのレクチャーがありました。天然歯とインプラントの歯が並ぶ場合、その“差”と“関係性”を考慮せず歯を作製するとあまりにも違う歯が出来上がってしまいます。
審美領域でのインプラント治療においていかにこの差を生じさせないようにするか、その考え方やテクニックについて詳しいレクチャーをお聴きすることができました。カン先生、貴重なレクチャーありがとうございました。
Nobel Biocare社の製品紹介もありました。
広大なUCLAの大学構内は緑であふれ、とても環境の良いところでした。構内ではリスも見かけ驚きました。可愛かったです。
毎朝9時から夕方までの英語漬けにはさすがに終盤に近づくにつれキツくなりますがあともう少し頑張ります。
Lecture by Dr. Richard Stevenson
最終日の講義はUCLA保存修復科のリチャード・スティーブンソン教授のレクチャーです。保存修復という分野はその名の通り虫歯や外傷など様々な理由から傷ついた歯を“保存”し“修復”させる分野で、我々歯科医師にとっては日常臨床の礎となる学問です。そしてこの分野も修復方法や材料、機材がますます改良されてきています。
歯の表面一部に生じた比較的小さな欠損や知覚過敏とよばれる症状に対する治療方法についてのレクチャーです。
残念ながら歯を何らかの理由で喪失した際の治療方法としてまず「ブリッジ」という方法があります。現在では「インプラント治療」も益々普及してきていますが、「ブリッジ」による修復方法は欠損補綴の基本となるものです。我々インプラントに従事する歯科医師としましても、患者様の口腔内の状況や骨の程度、かみ合わせ、周囲の歯の状態などをあらゆる事柄を鑑み、どちらが皆様にとって最良かをケースバイケースで判断します。「ブリッジ」治療にはインプラント治療とはまた異なる留意点がたくさんあり、それらをきちんと踏まえた上でキレイにそして丈夫に長持ちさせるための適切な治療が必要となってきます。
歯を作製する際には、その“素材”の選択も治療予後を左右する大変重要な因子です。近年、その素材は大きく進歩し、キレイで丈夫な材料が各社から供給されています。スティーブンソン先生からは最新の素材についての特徴や適応についての詳しいレクチャーもありました。
例えほんの一部の虫歯の修復でも、どれだけ元の歯に“ピッタリ”と修復させるかはとても重要であり、歯科医師として魂を込める箇所のひとつだと僕は思っております。そしてその延長線上の治療に審美歯科治療がありインプラント治療があると考えています。
歯を“キレイ”に修復する上で金属による修復はなんとか回避したいところですが、金属の中で唯一、他の白色系材料にはない優れた性質を併せ持つ材料がゴールド=金です。ゴールドによる修復は、一般治療のみならずインプラント治療においてもその使用に適材適所で真価を発揮します。
今回のUCLA卒後研修プログラムでは、インプラント治療や審美歯科治療に関するレクチャーだけでなく、このような一般歯科治療に立ち返り修復方法や材料の特性・特徴に関するレクチャーもあり、非常に濃密なプログラムでした。最新の素材についても詳しいお話をお聴きすることができ、改めて色々な知識を整理することができ、非常に有意義な研修を終えることができました。
卒業式
Farewell Dinner @ Kerckhoff Hall , Charles E.Young Grand Salon
ついに5か月間の研修プログラムを終え卒業式を迎えます。UCLA構内にあるKerckhoff Hallという格式あるとても素敵な講堂にて卒業式は行われました。
卒業式前に今回の研修に参加された皆様で記念撮影です。男性陣はタキシード、女性の方々はドレスや着物で出席です。タキシードで気が引き締まり、素敵なドレスや着物で雰囲気が盛り上がります。
JAID会長の岩城先生(写真左)と副会長の庄野先生(写真右)とご一緒に。庄野先生は四国・徳島でご開業されています。今回の研修では色々とインプラントに関するご指導を頂き、またその他色々と鍛えられました(笑)岩城先生、庄野先生ありがとうございました!
ついに長かった研修も終了です。UCLA歯学部より卒業証書を授与して頂きました。歯科医師として、またインプラント治療に従事する者として大変光栄に思います。このような機会を頂きましたUCLA大学並びに講師の教授諸先生方に心より御礼申し上げます。
今回の研修でご一緒した先生方と記念撮影。日本全国でご活躍されておられる先生方とたくさんの親交を深めさせて頂きました。これだけの時間をご一緒させて頂くと卒業がとても寂しいですが、皆様本当にありがとうございました!!!
今回の研修は日本とアメリカでの5か月に及ぶ長期間の研修で、正直大変に思う気持ちもありましたが、インプラント治療と審美治療に重点を置いたプログラムとなっており、全ての内容が僕にとっては日常の臨床に密接した興味深く、そして世界でご活躍の有名な講師の先生方のお考えや治療方法を学ぶことができ、とても有意義なものとなりました。インプラント治療に従事する歯科医師としてこのプログラムに参加できたことを非常に光栄に思います。また講義のみならず現地での医院見学なども臨場感がありとても良い経験になりました。
今回の研修をサポートして頂きましたJAID顧問であられる鈴木先生・五十嵐先生・脇田先生・清水先生、ならびに岩城会長はじめ諸先生方、そして(株)デンタルプロモーション中屋様に心より御礼申し上げます。ロサンゼルスでの心地よい風を思い出しつつ、今回学んだたくさんの事を糧に、また日々の治療に励んで参る所存です。